1954年、アメリカの日刊紙であるセントルイス・ポスト・ディスパッチ紙とサンフランシスコ・エグザミナー紙が「アメリカ空軍が、地球を周回する、謎の衛星の目撃報告を行った」という記事を掲載しました。
この当時は、人類はまだ人工衛星の打ち上げに成功していなく、人類最初の人工衛星はこの3年後の1957年にソビエト連邦(旧ソ連)が打ち上げた「スプートニク1号」です。
ブラックナイト衛星( Black Knight satellite)は、極軌道近くで地球を周回しているとされる存在の疑わしい物体で、一説ではおよそ13,000年前から存在していて地球外生命体に由来すると考えられています。
ブラックナイト衛星は、アメリカ合衆国やイギリスなどの一部のコンスピラシー理論において言及される架空の人工衛星で、このコンスピラシー理論によればブラックナイト衛星のその存在は政府や宇宙機関によって意図的に隠蔽されているとされています。
ブラックナイト衛星の最初の報告は1960年代に遡りこの時、アメリカ航空宇宙局(NASA)のレーダーで不明な物体が検出され、それがブラックナイト衛星であると主張されました。
その後、さまざまな写真や観測報告が出され、ブラックナイト衛星の存在を示唆するものとされました。
しかし、科学的な証拠や確かな情報が存在せず、ブラックナイト衛星の存在は大部分の科学者や専門家からは否定されていて多くの写真や観測報告は、他の天体や宇宙の不規則な現象、または技術的な問題によるものと考えられています。
しかしこのブラックナイト衛星は、一部の陰謀論者やUFO信奉者の間で興味深い話題となっていますが、科学的な根拠がないため、その存在は未確認飛行物体(UFO)の一部と同様、主観的な信念に基づくものとされています。
このブラックナイト衛星というものは、結論から言えば詳細はまったくの不明で、存在するのかどうかということもわかっていません。
近い将来ブラックナイト衛星の正体が明かされるのを待つしかありません。
切手は2007年オーストラリア発行の「宇宙での50年間年記念切手」中の一枚で、人類初の人工衛星「スプートニク1号」が描かれています。
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