トラの尻尾には神経が通っていないために尻尾を踏んでもトラは何も感じません。
そのことからして、「虎の尾を踏む」は、「非常に危険なことをする」ということは成り立ちません。
トラはネコ科に属しますから、トラはヒゲに神経が多く集まっており、その他の部位はわりと鈍感なのです。
ですからヒゲを触ることは非常にな危険なことです。
20世紀初頭、10万頭が生息していたといわれるトラは、森林破壊・密猟・違法取引によって現在約4,500頭前後にまで減少しました。
トラは絶滅危惧種に認定されており、地球上から姿を消す可能性のある生き物として「IUCN絶滅危惧種レッドリスト」に載っています。
トラには、ベンガルトラ・アムールトラ(シベリアトラ)・アモイトラ・インドシナトラ・マレートラ・スマトラトラ・カスピトラ・バリトラ・ジャワトラなどがいます。
※ホワイトタイガーは、インド付近に暮らすベンガルトラという種類の白変種で、アルビノとは異なります※
アルビノとは先天的にメラニン色素(黒くなる肌の色や髪の毛の色などに関する色素)の欠乏するものをいいます
白変種になる理由は、氷河期に保護色となる白が生き抜くための手段だったといわれています。
通常のオレンジ色のトラとは異なり、白い毛皮を持つ変異種のトラで、これは遺伝子の変異によって生じ通常は黄色い毛皮に黒いストライプがあるトラが、逆に白い毛皮に褐色の斑点がある形となります。
※野生では非常にまれであり、主に人為的な飼育環境で存在しますが、彼らは美しい外見から人気がありますが、野生での存続にはさまざまな課題があります※
切手は1975年ネパール発行の「野生動物切手」の中の一枚で、ベンガルトラが描かれています。
切手は2010年韓国発行の「韓国・マレーシア外交関係樹立50周年記念切手」の中の一枚で、マレートラが描かれています。

切手は1987年インド発行の「インドの野生動物切手」の中の一枚で、ホワイトタイガーが描かれています。

【おまけの話】
快傑ハリマオ
『快傑ハリマオ』は、1960年4月5日 - 1961年6月27日まで日本テレビ系ほかで放送されていた日本のテレビ映画(全5部65話で1~5話のみカラー)です。
毎週火曜日の19時30分になると家族揃ってテレビから流れる『快傑ハリマオ』の主題歌を聞き、ドラマに引きずり込まれたのを思い出します。
この様な話をしますと私の歳がバレそうですねぇ(😁)
ハリマオは、マレー語で「虎」を意味します。
谷 豊が(1911~1942)マレー半島で活動していた際に「ハリマオ・マラユ」という通称で呼ばれていたことに由来していると考えられています。
谷 豊が(1911~1942)マレー半島で活動していた際に「ハリマオ・マラユ」という通称で呼ばれていたことに由来していると考えられています。
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