恐竜は6600万年前に全て絶滅したとされていますが、実は絶滅を免れて現代まで生き延びている恐竜が存在します。
それは鳥類なのです、鳥類は恐竜が絶滅した後に地球上で生き残った唯一の「恐竜」なのです。
恐竜は、中生代に繁栄した爬虫類です。しかし、約6600万年前に、巨大な隕石が地球に衝突したことで、多くの恐竜が絶滅しました。
しかし、恐竜の中の一部は、鳥類に進化して生き残りました。鳥類は、恐竜の特徴である羽毛や卵を産むという性質を引き継いでいます。
現在、地球上には約1万種の鳥類が生息していて鳥類は、世界中のあらゆる環境に適応して繁栄しています。
したがって、恐竜は「鳥類」として生き残っていると言えます。
なお、近年の研究では、鳥類以外の恐竜も、隕石衝突から数万~数十万年程度は生き残っていた可能性があることが示唆されていますがこれらの恐竜は、最終的に絶滅してしまったと考えられています。
そのため、現在地球上で生き残っている恐竜は、鳥類だけであると言えます。
鳥類が生き残った理由は、いくつかの説があります。
・飛行能力
鳥類は、飛行能力によって、隕石衝突による火災や煙、粉塵などの影響から逃れることができたと考えられています。
また、飛行能力によって、食物や生息地を探しやすくなったことも、生き残りに有利に働いたと考えられます。
また、飛行能力によって、食物や生息地を探しやすくなったことも、生き残りに有利に働いたと考えられます。
・恒温動物
鳥類は、恒温動物であるため、気温の変化に適応しやすかったことから、隕石衝突によって気候が大きく変化した後も、鳥類は生き残ることができたと考えられます。
・小型化
鳥類は、他の恐竜と比べて小型であったため、隕石衝突による衝撃や、その後の環境の激変による食物不足などの影響を受けにくかったと考えられています。
・繁殖能力
鳥類は、他の恐竜と比べて繁殖能力が高かったことからにして隕石衝突による大量絶滅後も、短期間で個体数を回復することができたと考えられます。
これらの説のうち、どの説が最も重要であったのかは、まだ完全には解明されていませんが、これらの説が複合的に作用して、鳥類が生き残ることにつながったと考えられています。
切手は2009年サントメ・プリンシペ発行の「恐竜と鉱物の切手シート」の中の一枚で、白亜紀(約1億4,400万年前から約9,900万年前)に生息していた体長90cmほどの小型の羽毛恐竜のカウディプテリクスで歯を持たず羽毛を持っていました。
扇形に発達していたことから「尾羽鳥」とも呼ばれますが、鳥類ではありません。


切手は1995年シェラレオネ発行の「恐竜切手」の中の一枚で、始祖鳥(Archaeopteryx:アーケオプテリクス)が描かれています。

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