ジェンダーシンボル（gender symbol）とは、性別記号とも言われ生物学的性別または社会学的性別（ジェンダー）の別を表すための記号です。

最も一般的に使用されるジェンダーシンボルは、男性を表す棒と円の組み合わせ(♂)と、女性を表す円と三角形の組み合わせ(♀)でこれらのシンボルは、1751年にドイツの生物学者カール・フォン・リンネ(1707～1778)の著書『自然の体系（Systema Naturae）』の中で使用しています。

ジェンダーシンボルは、さまざまな目的で使用され生物学では、性別を示すために使用されます。

医学では、特定の性別の患者を対象とした医療情報を識別するために使用され系図学では、特定の性別の人物を識別するために使用されます。

ジェンダー政治やLGBTサブカルチャーでは、多様な性別やジェンダーアイデンティティを受け入れることを示すために使用されます。

ジェンダーシンボルは、性別やジェンダーアイデンティティに関する意識を高めるためにも使用されたとえば、プライドパレードやその他のLGBTイベントでよく使用されます。

切手は2007年北マケドニア発行の「カール・フォン・リンネ生誕300年記念切手」で、リンネが描かれています。

切手は2006年オーストラリア発行のシンデレラ切手の中の一枚で、「ジェンダーシンボル」、異性愛または両性愛者(上左)・女性同性愛者(上右)・トランスジェンダー(下左)・男性同性愛者(下右)が描かれています。