パスカリーヌとは、世界最初の機械式計算機です。
フランスの哲学者・物理学者・数学者・発明家で著名なブレーズ・パスカル(1623~1662)は、税務官吏であった父が毎日膨大な数の計算に追われているのを目の当たりにして、正確な計算が誰にでも簡単に出来る機械の必要性を感じ、機械式計算機の制作を思い立ちます、このとき彼は19歳でした。
1642年当時19歳であったパスカルは研究を重ねた結果、真鍮や銅で作った歯車・部品を組み合わせ、0~9の数字が書かれた歯車を鉄筆で回転させることで、加減乗除の四則演算を行う機械を作りあげます。
数字が書かれた歯車を鉄筆で回転させることで、加減乗除の四則演算を行う機械を作りあげます。
パスカルは10年間の間に「パスカリーヌ」と名付けたこの計算機を53台制作しますが、当時はまだ機械に対する信頼性が低く、売れたのは10数台でした。
パスカリーヌは、現存する機械計算機では最古のものと言われています。
切手は2023年チェコ共和国発行の「パスカル生誕400年記念切手」で、パスカルの肖像とともに彼が発明した歯車式計算機パスカリーヌの歯車が描かれています。
切手は2023年フランス発行の「パスカル生誕400年記念切手」で、パスカルの肖像とともに彼の生地であるクレルモン・フェランのビュイ・ド・ドーム火山が描かれ周囲には彼が発明した歯車式計算機パスカリーヌの歯車が描かれています。
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