カラスは、朝日や夕日に向かって飛んでいるように見えるため、世界各地で「太陽の使い」や「神の使い」として崇められてきました。

昔の人々は、カラスの飛ぶ姿を目にしてその性質と太陽と結びつけ、神聖視したとの説があります。

またカラスは、古代エジプトや中国では、太陽の化身と言われるほど非常に神秘的な存在です。

日本の神話に登場するヤタガラス(八咫烏)という3本脚のカラスは、国を統一するために旅をしていた神武天皇の道案内をしたといわれており、そのことから「導きの神」として信仰されてきました。

日本でも幸運の兆しだと言われており、神社仏閣でカラスを見かけた場合、神様が歓迎している吉兆とみなす習慣があります。


切手は1950年オーストリア発行の「鳥切手」の中の一枚で、飛んでいる二羽のミヤマガラスが描かれています。


ミヤマガラス.オーストリア.1950



切手は1960年ポーランド発行の「ポーランドの保護鳥切手」の中の一枚で、ワタリガラスが描かれています。


ワタリガラス.ポーランド.1960


切手は1991年日本発行の「平成3年お年玉ふるさと切手小型シート 七つの子・茨城県小型シート」で、夕暮れ時巣で待つ七つの子のもとに帰ってくる夫婦のカラスが描かれています。


七つの子.日本.1991