ロブスターは寿命がなくて不老不死であることをご存知ですか?

ロブスターが死なないと言われる所以は、脱皮する時に他の甲殻類と異なり殻だけでなく内臓も一緒に新しいものに入れ替わります。 

しかし脱皮によって生殖能力・新陳代謝などが落ちることはなく、殻以外は脱皮する前とほぼ同じなのです、つまりこれを繰り返していれば、理論上は永遠に生き続けられることになります。

これらのことからロブスターは、理論上は不老不死であると考えられています。

その理由は、ロブスターの細胞分裂において、テロメアと呼ばれる末端部分が短縮されずに再生されるためです。

テロメアは、細胞分裂の際に短縮され、短くなると細胞分裂が止まり、老化や死につながると考えられています。

ロブスターは、成長するにつれて外骨格が硬くなり、動きにくくなるため、脱皮によって外骨格を脱ぎ捨てます。このとき、内臓も一緒に脱皮し、新しいものに入れ替わります。そのため、老化による内臓の機能低下が起きず、理論上は永遠に生き続けることができます。

しかし、実際には140歳以上のロブスターが見つかった例がありますが、それ以上長生きしたロブスターは発見されていません。その理由は、脱皮が困難になるにつれて、脱皮不全や捕食などの原因で死んでしまうためと考えられています。

したがって、ロブスターは理論上は不老不死であると言えますが、実際には長寿命であるものの、不老不死であるとは言い切れないと言えるでしょう。

また、いくら長生きのロブスターにとってもこれを食用に多量に捕獲する人間は、一番寿命を縮める要因なのではないでしょうか?

切手は1954年イフニ発行の「1954年切手の日記念切手」の中の一枚で、ヨーロッパロブスターが描かれています。


ヨーロッパロブスター.イフニ.1954


切手は1987年米国発行の「北アメリカの野生動物切手」の中の一枚で、アメリカンロブスターが描かれています。


アメリカンロブスター.米国.1987


切手は1998年カナダ発行の「シーニックハイウエー切手 第二次」の中の一枚で、ブルー ヘロン シーニック ルート、プリンス エドワード島とロブスターが描かれています。



ロブスター.カナダ.1998



切手は2022年フランス発行の「私の好きなフランス ~地方の味シリーズⅠ~切手」の中の一枚で、料理され大皿に乗せられたブリタニア産ロブスターが描かれています。



ブリタニア産ロブスター.フランス.2022



切手は1973年ジャージー発行の「海洋生物切手」の中の一枚で、コモンロブスターが描かれています。



コモンロブスター.ジャージ.1973



切手は1994年マン島発行の「水中写真切手」で、スクワットロブスターが描かれています。



スクワットロブスター.マン島.1994


【おまけの話】

伊勢海老とロブスターーは同じ??

伊勢海老はビ目・イセエビ下目・イセエビ科に属するエビの一種で、ロブスターは、エビ目・ザリガニ下目・アカザエビ科(ネフロプス科)・ロブスター属に分類される甲殻類2種類です。

イセエビは、分類上、イセエビ科イセエビ属に属するエビです。

オマールエビやロブスターは、ザリガニ下目、ロブスター属に分類されるエビで、カナダやアメリカの北大西洋岸、フランス等が主要な産地です。

日本国内においては、国産のイセエビを"国産伊勢海老"と表記、輸入イセエビを"ロブスター"と表記しています。

またザリガニの仲間のハサミがあるロブスターを"オマール海老"と表記しています。