2022年1年間死亡者数が75585人(男性53247人、女性22338人/2020年国立がん研究センターがん統計)と、がんのなかで最も亡くなる人が多いのが肺がんです。
発見された時点で、治るための手術を受けられる人は40%程度で、「難治性」といわれる肺がんです。
肺がんはその組織型(がんの種類)によって、
1.腺がん
2.扁平(へんぺい)上皮がん
3.大細胞がん
4.小細胞がん」に分類され、小細胞がん以外の三つは、「非小細胞がん」といわれます。
患者数は腺がんが一番多く、肺がん全体の50%、非小細胞がんの75%程度を占めます。
最も多い腺がんは、喫煙の習慣がない人でもなるがんです。
肺がんといえば、長年の喫煙が原因だと多くの人が考えますが、実際は喫煙の影響が非常に大きいのは扁平上皮がんと小細胞がんです。
腺がんも喫煙がリスクになりますが、喫煙の習慣のない若い女性にも起こることが多いのが特徴です。
その原因はよくわかっていません。
たばこを吸わないから肺がんにならないというわけではないのです。
肺がんの最大の原因は「喫煙」ですが、日本の女性の大半は喫煙しておらず、喫煙していないひとからも肺がんは発生しています。
男性と比べて、女性の肺がんは、非喫煙者の割合が多く、腺がんという組織型の肺がん(肺腺がん)が多いことが報告されています。
女性ホルモンが肺がんに関係することが指摘されていて、女性ホルモンであるエストロゲンは、肺のがん細胞の増殖を直接促進したり、肺がん細胞中にあるエストロゲン受容体に、エストロゲンがくっつくことによってがん化を促進したりすることにより、肺がんの発生にかかわると考えられています。
切手は1989年ブルンジ発行の「禁煙キャンペーン切手」の中の一枚で、タバコが肺に害することが描かれています。
切手は2000年ドミニカ国発行の「喫煙警告切手」で、妊婦の喫煙と喫煙の警告が描かれています。
切手は1980年イラク発行の「世界保健デー: 禁煙キャンペーン切手」で、喫煙による肺がん(喫煙により肺が涙を流しがんが忍び寄ることがカニの爪で表現)が描かれています。
切手は2011年モルドバ発行の「禁煙キャンペーン切手」で、タバコが肺がんを引き起こすことが描かれています。
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