モナリザ効果とは、絵画や写真の中の人物の目が、見る人の視線を追いかけてくるように見える心理的現象で、レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519)の代表作である『モナリザ』で有名になったためこの名前が付けられました。

モナリザ効果は、1960年代から研究が始まり1969年、イギリスの心理学者であるスティーブン・アンスティスらは、顔の向きと視線の方向を被験者に判断させる実験を行った結果、顔の向きと視線の方向が一致していなくても、視線の方向を正しく判断できる人が多いことがわかりました。

モナリザ効果が起こる理由は、いくつかの説があります。

1.顔の特徴と視線の方向の関連性によるもの

顔の特徴と視線の方向は、人間の視覚システムによって密接に関連付けられていることから、顔の特徴を見ただけで、視線の方向を推測することができると考えられています。

2.視覚的な補完によるもの

人間の視覚システムは、欠けている情報を補完する性質があるため、顔の向きと視線の方向が一致していない場合でも、視線の方向を補完して、目が合っているように見えると考えられています。

3.脳の働きによるもの

モナリザ効果は、脳の視覚野の働きによって引き起こされると考えられています。

視覚野は、顔の特徴を認識して、視線の方向を判断する役割を担っていることからしてモナリザ効果は、視覚野の働きが過剰に働いた結果、目が合っているように見えると考えられています。

また、動物の顔にもモナリザ効果が起こることがあります。

例えば、ウシは、目の周りに黒い模様があることで、外敵から身を守ることができます。

この模様は、遠くから見ると目のように見えるため、外敵を威嚇する効果があると考えられています。

モナリザ効果は、人間の視覚システムの特徴を示す現象であり、動物の保護本能にも関係していると考えられています。

切手は2013年中央アフリカ発行の「レオナルドダへビンチ絵画小型シート」で、ダビンチの像とともにモナリザが描かれています。


モナリザ.2013.中央アフリカ


切手は1974年ハンガリー発行の「モナリザアジア訪問切手」で、モナリザが描かれています。


モナリザ.ハンガリー.1974




切手は1968年カスィーリー王国(サイウーン)発行の「絵画切手」の中の一枚で、モナリザが描かれています。


モナリザ.カスィーリー王国.1967


切手は1968年ラスアルハイマ発行の「絵画小型シート」で、モナリザが描かれています。



モナリザ.ラスアルハイマ.1968


切手は2000年トルクメニスタンの「モナリザ小型シート」で、モナリザが描かれています。



モナリザ.トルクメニスタン.2000


流石に小さい切手ではモナリザ効果は、確認できませんか?