タカへ(takahe)は体長約50センチの飛べない鳥で、山地に生息し、文献の史料が存在しない先史時代からそのままの姿形を留めているとされ、世界で最も希少な鳥の一種です。

この鳥はニュージーランドの固有種です。

その姿は個性的で、正面からはほぼ完全な球形に見え羽毛は青緑色で、くちばしと足は赤い色をしています。

この鳥はヨーロッパからの入植者に連れられたヤギやネコなどの動物によって壊滅的な被害を受け1898年に正式に絶滅が宣言されましたが1948年に再び発見され、現在約500羽まで回復して個体数は増加傾向にあります。

タカヘについてはこんな悲しむべきニュースもありました。

タカヘを保護する目的で外来種のセイケイを駆除する目的が、誤ってタカヘを4羽も撃ち殺してしまったことがあります。

※推定生息数300羽と言われている内の4羽は、1.3%に当たります。

「タカヘ」と「セイケイ」は、も見た目がそっくりなのですが、「タカヘ」は飛べない鳥ですが外来種の「セイケイ」は飛べる鳥です。


切手は1990年ニカラグア発行の「ニュージーランド'90切手」の中の一枚で、タカヘが描かれています。


タカヘ.ニカラグア.1990


切手は2001年ノーフォーク島「2001年香港国際切手展小型印シート」に収められたものでで、ケイセイが描かれています。


ケイセイ.ノーフォーク.2001