ニコラ・ステラ(1856~1943)は、19世紀中期から20世紀中期に活躍した偉大な発明家の一人で、27ケ国で270を超える特許を保持していますが奇抜な発明も数多くあります。
彼の発明は、交流電気方式・無線操縦・蛍光灯・無線通信・無線電力伝送・リモコン・ロボット・レーザーなど現在も使われている技術も多く、また「世界システム」なる全地球的送電システムなどの壮大な構想も提唱しています。
電気や電磁波を用いるテクノロジーの歴史を語る上で重要な人物であり、磁束密度の単位「テスラ」にもその名を残しています。
また彼はエジソン・ゼネラル・エレクトリック・カンパニーを率いるトーマス・エジソン(1847~1931)との間に電流戦争を引き起こしています。
1880年代後半ニコラ・テスラは"交流送電"を中心としたシステムを提案したが、トーマス・エジソンは"直流送電"を中心としたシステムの構築を進めており、相互に敵対したこと電流戦争と言わしめています。
最終的には送電システムは、ステラの提唱した"交流送電"が用いられるようになり現在にて至っています。
イーロン・マスク(1971~)の電気自動車メーカー「テスラ」の社名は、ニコラ・テスラにちなんでつけられたもので、マスクはニコラ・テスラの信奉者として知られています。
ニコラ・ステラの奇妙な発明
1.水銀の同位体を音速の48倍に加速してビームを発生させる殺人光線
2.地震発生装置
3.ワイヤレス送電によって飛行する超音速飛行船
4.自分の思考を撮影するカメラ
5.リモコン操縦艦船
6.人口津波
ニコラ・テスラは、1943年1月7日、マンハッタンのニューヨーカー・ホテルで冠動脈血栓症で死去享年86歳でした。
彼の膨大な発明品や設計図は「アメリカ軍とFBIが没収した」・「ユーゴスラビアを通じてソ連の手にも渡った」と囁かれ、実際はFBIの押収後に複製されて母国に返還され、原版はベオグラードのニコラ・テスラ博物館に保管され、2003年にユネスコ記憶遺産に登録されたとされていますが、全てが返されたのではないとの噂は今も根強く続いています。
切手は1953年ユーゴスラビア発行の「ニコラ・ステラ没後10年切手」で、彼の肖像が描かれています。
切手は1956年ユーゴスラビア発行の「ニコラ・ステラ生誕100年切手」の中の一枚で、彼が発明した誘導発電機が描かれています。
切手は2006年セルビア・モンテネグロ発行の「ニコラ・テスラ生誕150年記念小型シート」で、彼の肖像とともに彼の発明が描かれています。
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