アトランティスは、古代ギリシャの哲学者プラトン(紀元前427頃~紀元前347)の著書『ティマイオス』及び『クリティアス』の中で記述された、伝説上の広大な島、及びそこに繁栄したとされる帝国です。
プラトンの時代の9000年前に海中に没したと記述されています。
アトランティスは、神ポセイドンと人間の女神クレイトの息子であるアトランティス王によって統治されていました。
アトランティス人は、非常に進んだ文明を持っており、科学技術、建築、政治において、当時の世界で最も進んだ国の一つでしたかぜ、アトランティス人は傲慢になり、ギリシャの都市アテナイと戦争を起こし、この戦争は10年間も続きアトランティス人は敗北しました。
その後アトランティスは、急激な地殻変動による大地震と噴火により引き起こされた大津波によって一夜にして海の底に没し、その民は滅びたとされています。
アトランティスの伝説は、古代ギリシャやローマの作家によって何度も語り継がれましたが、現在では伝説として語られるのみで、アトランティスの存在を裏付ける科学的証拠は見つかっておらず、アトランティスは未だに謎の大陸です。
しかし、アトランティスの伝説は、人々の想像力をかきたて、多くの小説や映画の題材となっています。アトランティスは、理想的な社会を築き上げることができた文明の象徴として、人々の憧れの的となっています。
切手は1983年シエラレオネ発行の「ラファエロ生誕500年記念切手」の中の一枚で、自著『ティマイオス』を持つプラトン(左)とアリストテレス(右)が描かれています。
※この切手の元となったのは、盛期ルネサンスを代表するイタリアの画家、ラファエロ・サンティ(1483~1520)が1509~10年にかけて描いた描いた『アテナイの学堂』です※
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