ヨーロッパを蹂躙したフランス皇帝ナポレオン・ボナパルト(1769~1821 )の死因については、諸説があります。
一般的な死因としては、セントヘレナ島に流された後、胃ガンで死亡したとの説が有力視されていますが、ヒ素を盛られてヒ素中毒で死亡したとの説もあります。
更に興味ある死因としては、ナポレオンの主治医が幾度も実施した「浣腸」が原因であるという説もあります。
ナポレオンの主治医は、彼の症状を和らげるため日々巨大な浣腸をし続けたと言うことです。
浣腸の中身は、酒石酸カリウムアンチモンで、これがナポレオンの体内のカリウム濃度を著しく減少させた結果、心室頻拍という心臓の疾病を引き起こし、心室頻拍によって脳への血流が寸断され、ナポレオンが死亡したとの説です。
いずれにしても、古来より偉大な英雄の死因については、興味ある説が多く存在し、死後にまで話題に欠くことはないようですね。
切手は1971年セネガル発行の「ナポレオン没後150年記念切手」の中の一枚で、フランスの古典主義画家のジョルジュ・ルジェ(1781~1869)の絵画の『死の床のナポレオン』が描かれています。
切手は1981年キューバ発行の「キューバのナポレオン博物館20周年記念切手」の中の一枚で、ナポレオンの死去の様子が描かれています。
切手は1972年フジェイラの「ナポレオン没後150年記念切手」の中の一枚で、ナポレオンが死の床につく様子が描かれています。
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