クレオパトラ7世フィロパトル(紀元前69~紀元前30)は、古代エジプト、プトレマイオス朝の女王で、普通クレオパトラと言えば彼女のことを指します。
"絶世の美女"と称されていますが、彼女の顔は当時、アントニウスが発行したとされている硬貨に横顔が残されているだけで本当に"絶世の美女"たったとは確認することは出来ません。
クレオパトラが自殺したのは紀元前30年8月12日のこと(享年39歳)て、アスプコブラに腕または胸をかませて自殺したというのが古来からの通説です。
しかし、歴史学者は当時の記録を紐解き、クレオパトラはヘビに自身を噛ませたのではなく、毒をあおって自殺したと考えるに足る証拠を得たそうです。
クレオパトラはアヘンとドクニンジンとトリカブトの混合薬を飲んで自殺したと考えるのが妥当とされています。
なぜなら美人が時間がかかり外見を損なう死に方を選ぶとは考えにくく、死しても美しいままの姿を残したいと考えても不思議はないと歴史学者は述べています。
クレオパトラの自殺光景は多くの絵画に描かれていますが、いずれも毒蛇に自身を噛ませた光景ばかりです。
切手は1973年赤道ギニア発行の「ヨーロッパのヌード絵画切手」の中の一枚で、バロック期のイタリアの画家グイド・カニャッチ(1601~1663)の作品の『クレオパトラの死』で、毒蛇に腕を噛ませるクレオパトナが描かれています。
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