『海底二万里』は、ジュール・ヴェルヌが1870年に発表した冒険小説でモネ船長が開発した最新鋭潜水艦ノーチラス号が海底を2万マイル旅する物語です。
一行は船長の海底冒険旅行に巻き込まれながら海底の神秘・沈んだ大陸アトランティスの景観・巨大なタコとの闘い・南極探検など想像を絶する旅が描かれています。
進水から30年が経ち、多くのクルーを失ったネモ船長は海洋探検から身を引き、孤島の洞窟にノーチラス号を格納して隠居していましたが、あるとき孤島に漂着した数名のアメリカ人に自分の来歴を打ち明けて遺言を残して世を去ります。
アメリカ人達は、モネ船長の遺言どおりノーチラス号をネモの棺として洞窟の底へ沈めます。
"アメリカ原子力海軍の父"とも称されるハイマン・G・リッコーヴァー提督(1900~1986)の強力な指導のもとに計画・建造された世界初の米国の原子力潜水艦ノーチラスはこの作品にちなんで命名されたとされています。
切手は1980年トーゴ発行の「ジュール・ヴェルヌ切手」の中の一枚で、『海底二万里』の中のシーンで大ダコと戦う光景が描かれています。
切手は1979年グレナダ発行の「ジュール・ヴェルヌ生誕150年記念切手」の中の一枚で、大ダコと戦う乗組員と潜水艦ノーチラス号が描かれています。
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