12世紀には理髪外科医と呼ばれる床屋によって公衆浴場で入浴と同時に潟血療法が盛んに行われるようになりました。通常1回に10オンス(283m) 血液を抜いた記録がありますが、ひどい場合にはl日に3リットルも採血したとの記録が見られます。15世紀中期にはドイツのグーテンベル ...
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2022年03月
瀉血療法-2.瀉血療法を積極的に行った人物-
ギリシア時代の医師で「医学の父」、「医聖」と呼 ばれているヒポクラテス(B.C.460?~377)は 、体液の不調和から病気になることから、この体液の不調和を治すために潟血療法を行いましたが、老人、子供、妊婦には細心の注意を払いつつ行っていました。ローマ時代の名医ガレノ ...
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瀉血療法-1.瀉血療法とは-
瀉血(しゃけつ)とは、人体の血液を外部に排出させることで症状の改善を求める治療法です。潟血は人類最古の治療法のひとつで、病気は体液の調和が崩れるために起こるので、体液の不調和が発生すると血液が腐敗する、そのために体内より腐敗した血液を抜き取る必要があると ...
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医学よもやま話-9.疥癬の発見-
アヴェンゾアール(1091~1162)は、セビリア(スペイン)に生まれ優れた臨床医として有名な人物です。彼は食道がん・胃がん・中耳炎などを病理学的に観察しています。取り上げて有名なのは疥癬を初めて明らかにしたことです。このことから彼は"寄生虫学"の開祖と称されています ...
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医学よもやま話-8.イブン・ナフィスによる肺循環の発見-
イブン・ナフィス(1210~1288)は、医学・生理学・法学者で、血液の肺循環を最初に初めて発見した人物です。彼は人間の解剖も行い、肺循環の発見に加えて冠状動脈および毛細血管循環の初期の洞察を与えました。彼の著書「アヴィセンナのカノンの解剖学に対する注釈」の中に, ...
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