皆さんはシマウマを御存知でしょう。

シマウマ特有の全身の美しいシマ模様には不思議な効力があります。

シマウマのシマ模様は、アフリカ睡眠病の病原体を媒介するツエツエバエなどの吸血バエを寄せ付けないために進化して身に着けた可能性があると科学的な分析がなされています。

アフリカに生息する他のウマ科動物に比べて、シマウマはアフリカ睡眠病にかかりにくいことが昔から知られていました。

シマウマの生息地域とアブ、ツエツエバエの2種の吸血バエの生息地域が地理的に大きく重なっているにも関わらず、ツエツエバエの体内からシマウマ由来の血液はほとんど見つからないことが報告されています。

これに加えて実験では、吸血バエが均一な色の面には着地するのに対して、縞模様の面は避けることが明らかにされています。

これらの研究結果から、シマウマはアフリカ睡眠病の感染を避けられるように、進化を経て全身がきれいな“シマ”の模様になった可能性が高いと言われています。

『参考資料』
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https://www.nature.com/articles/ncomms4535



人のツエツエバエ感染予防に関しても手首および足首まである中間色の(景色に溶け込み、目立たない)厚手の衣料の着用する知恵もきっとシマウマにヒントを得たものでしょう。


切手は1984年ルワンダ発行の「シマウマとバッファロー切手」の中の一枚で、サバンナを駆けるシマウマが描かれています。


シマウマ.ルワンダ.1984


切手は2020日本発行の「動物シリーズ第3集」の中に収められた一枚で、シマウマの親子が描かれています。



シマウマ.2020.日本


切手は1976年チェコスロバキア発行の「ドヴル クラロヴェ ワイルドライフ パーク切手」の中の一枚で、シマウマの親子が描かれています。



シマウマ.チェコスロバキア.1976