『フェルマーの最終定理』を提唱したのは、フランスの裁判官であり数学者のピエール・ド・フェルマー(1607~1665)で「数論の父」と呼ばれています。
提唱者のフェルマーは、彼の残したメモに、「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」と書き残しています。
この定理とは、3以上の自然数 n について、xのn乗+yのn乗=zのn乗となる0でない自然数の組 (x, y, z) は存在しないというもので、一目見ると簡単なような数式ですが360年間誰も解くことができず360年後の1995年イギリスの数学者アンドリュー・ワイルズ(1955~)が谷山・志村予想の一部を証明したことによってようやく解決され、20世紀数学の掉尾を飾る金字塔となりました。
※谷山 豊(1927~1958)と志村 五郎(1930~2019)は共に日本の数学者※
切手は2000年チェコ発行の「数学の世界年切手」で、フェルマーの最終定理の公式が描かれ1995年に解かれたことが記載されています。
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