ニュートンの法則は、下記の3つから成り立っています。
1.第一法則(慣性の法則)
静止または等速直線運動中の物体は、外から力を受けないかぎり、その状態を続ける。
2.第二法則(ニュートンの運動方程式)
運動の変化(加速度)は、加えられる力と同じ方向に起こり、力の大きさに比例し、物体の質量に反比例する。
3.第三法則(作用反作用の法則)
物体が他の物体に力を及ぼすとき、他の物体から同じ大きさの逆向きの力を受ける。
イングランドの自然哲学者・数学者・物理学者・天文学者・神学者であったアイザック・ニュートン(グレゴリオ暦:1643~1727)は、ニュートン力学の確立や微積分法を発見した人物で、近代力学の基礎を築きました。
彼は3つの法則が天体でも成り立っていること、ドイツの天文学者のヨハネス・ケプラー(1571~1630)の法則とを組み合わせて、万有引力の法則(law of universal gravitation )、すなわち「物体にはかならず引力が生じ、その力は物体の質量に比例し、かつ物体相互距離の2乗に反比例する」という法則を導いたのです。
【追加】
ニュートンがリンゴの実が木から落ちるのを見て、ニュートンは万有引力を発見したとす逸話は間違いです。
ニュートンは、"リンゴに働く重力"を発見したのではなく、"リンゴに対して働いている力が、月や惑星に対しても働いているのではないか"と着目したのです。
切手は1993年北朝鮮発行の「アイザック・ニュートン生誕350周年記念小型シート」の中に収められた一枚で、ニュートンの肖像とともにリンゴの木と重力の法則の公式が描かれています。
切手は1971年ニカラグア発行の「数学切手」の中の一枚で、ニュートンの法則(重力)が描かれています。
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