イタリアの物理学者・天文学者ガリレオ・ガリレイ(1564~1642)は、実験を繰り返し重い鉄球も軽い鉄球も同時に落下することを実証し、ガリレオは「落下の速さは、その重さと無関係である」という結論を導き出しましたこれを「落体の法則」といいます。
解りやすく解説しますと、金属の玉と羽毛を同じ高さから落とすと当然思い金属のほうが早く落ちると多くの人は思うはずですが、さにあらず空気抵抗がなければ質量にかかわらず、落下速度は同じなのです。
空気抵抗がなければ金属の玉も羽毛も同じように落下し、その落下の距離は質量に関わらず落下時間の2乗に比例するということです。
※物体の落下する速さは重さによって異ならない、つまり重いものも軽いものも同時に落ちると考えるのが正しく、実際真空中ではすべての物体は同時に落下します※
ガリレオは、近代科学的な手法を樹立するのに多大な貢献をしたことから「近代科学の父」と呼ばれ、また天文学分野での貢献を称えて「天文学の父」とも呼ばれています。
彼の業績はこれに留まらず彼自身が改良した望遠鏡で奥の天体を観測して、木星の衛星、月面のクレーター、太陽の黒点などを発見しています。
特に有名なものとして『地動説』を唱えたことです。
切手は1984年ジブチ発行の「ガリレオ望遠鏡発明375周年記念切手」で、ガリレオの肖像とともに彼の発明した望遠鏡と彼が観測した天体が描かれています。
切手は2014年イタリア発行の「ガリレオ・ガリレイ生誕450年記念切手」で、彼の像が描かれています。
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