瀧 廉太郎(1879~1903)は、日本の音楽家・ピアニスト・作曲家で、明治の西洋音楽黎明期における代表的な音楽家の一人です。
1901年(明治34年)4月6日、日本人の音楽家では3人目となるヨーロッパ留学生として出国しますが、わずか5ケ月後の11月に肺結核を発病し、現地の病院で入院治療するが病状がよくならなかったことから帰国し、1903年(明治36年)6月29日午後5時に大分市稲荷町339番地の自宅で死去します満23歳没(享年25)の若さでした。
彼の主な作品としては、『荒城の月』・『箱根八里』・『花』・『お正月』・『鳩ぽっぽ』などが多くの人に知られ愛されています。
※『鳩ぽっぽ』は、作曲瀧廉太郎・作詞東 くめの曲で、『鳩(別名ハトポッポ)』とは異なる曲でこの曲は作者不詳です※
作曲瀧廉太郎・作詞東 くめの『鳩ぽっぽ』は、
鳩ぽっぽ
鳩ぽっぽ
ポッポポッポと
飛んでこい
お寺の屋根から
降りてこい
豆をやるから
みな食べよ
食べてもすぐには
帰らずに
以下から聴くことが出来ます。
↓
以下から聴くことが出来ます。
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一方作者不詳の『鳩(別名ハトポッポ)』は、
ぽっぽっぽ、
鳩ぽっぽ、
豆がほしいか、
そらやるぞ。
みんなで仲善く
食べに來い。
以下から聴くことが出来ます。
↓
以下から聴くことが出来ます。
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現在では瀧廉太郎作曲の『鳩ぽっぽ』はほとんど歌われることなく、『鳩(別名ハツポッポ)』が歌われています。
彼が結核に冒されていたことから死後多数の作品が焼却されたことからして、彼の作品がどれだけあったかは定かではありません。
現在はっきりとその存在が確認されている作曲作品は34曲です。
切手は1979年日本発行の「滝廉太郎の生誕100周年にあわせて企画された日本の歌シリーズ切手」で、歌い出しの『はるこうろうのはなのえん』が楽譜とともに描かれています。
図案自体は、荒れ果てた城の石垣と、夜半の月ということで、歌の二番「今荒城の夜半の月」がそのまま描かれています。
瀧廉太郎そのものを描いた切手がありませんので、1993年ビクターエンターテイメント発売の『瀧廉太郎作品集』のジャケットを紹介します。
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