ジャガイモの芽には、ソラニンやチャコニンという毒があることをほとんどの人は知っていますが、緑色に変色した部分にもソラニンやチャコニンが含まれていることを知らない人もいます。

ソラニンやチャコニンは天然毒でジャガイモの芽や皮の部分に含まれていて、摂取すると吐き気や下痢、おう吐などの食中毒症状を引き起こします。

ひどいときには脱力や意識障害などを引き起こす可能性もあるので、軽く見てはいけません。

ソラニンやチャコニンは加熱しても毒性が変化したり大きく減少したりする傾向は確認されていません。

2022年7月21日、小学校で栽培したジャガイモを皮付きのまま茹で、児童と教職員あわせて98人が食べ教職員2人を含む45人に吐き気や腹痛、嘔吐などの症状を起こしたという報道がなされています。

これはジャガイモを皮付きのまま食べたことと、食べたジャガイモの中に未熟なものが含まれていたことからジャガイモに含まれているソラニンによる中毒です。

ジャガイモは食べる際は皮をむく、芽を取る、未熟なものや緑色に変色したものは食べないこと、日の当たるところで保存しないことが中毒を防ぐ方法です。


切手は1985年インド発行の「ジャガイモ研究50周年記念切手」で、ジャガイモが描かれています。



ジャガイモ.インド.1985


切手は1961年チェコスロバキア発行の「農産物切手」の中の一枚で、ジャガイモが描かれています。



ジャガイモ.チェコスロバキア.1961



切手は1964年ソビエト連邦発行の「農産物切手」の中の一枚で、ジャガイモが描かれています。



ジャガイモ.ソビエト連邦.1964