暴力により女性が苦しめられることは、全世界共通のことです。

わが国においても同居関係にある配偶者や内縁関係や両親・子・兄弟・親戚などの家族から受ける家庭内暴力がドメスティック・バイオレンス(domestic violence:DV)として多く紹介されています。

巷では、ドメスティック・バイオレンスを「夫婦間暴力」と言われますが、英語の「domestic」は「家庭の」という意味であることから、「夫婦間暴力」と言うのは厳密には間違いです。

最近のドメスティック・バイオレンスの概念は同居の有無を問わず、配偶者や恋人など親密な関係にある、又はあった者から振るわれる暴力全般を指す場合が多いようです。

切手は2007年オーストリア発行の「国際女性の日切手」で、『女性に対する暴力的な』と表示され、暴力によって傷ついた女性の顔がリアルに描かれています。

ちなみにオーストリアでは、5人に1人の女性が暴力の犠牲者という統計があります。

日本ではこのような切手の発行ができるのでしょうか?

私は絶対に無理と思いますが。

ドメスティック・バイオレンスをリアルに描いた世界初の切手と思います。


ドメスティック・バイオレンス.オーストリア.2007