一昔前までは、火山の種類として活火山・死火山・休火山と分類されると習ってきましたが、現在はこの様な分類はしません。

現在の分類について以下に紹介していきます。

1.活火山

以前は「盛んに噴火を繰り返している火山」のみを活火山と呼び、休火山、死火山と分類していましたか、この定義に合わないものがあったりしたため2003年に定義を再検討し「概ね1万年以内に噴火した火山及び、現在活発な噴気活動のある火山」を活火山の新たな定義としています。

2.休火山

休火山とは有史以来、噴火記録があるもののしばらく活動していない火山のことで、その例を上げれば富士山などは休火山に分類されていました。

2.死火山

死火山は、そもそも活動の記録がない火山を指します。

休火山、死火山は定義に合わないことが起こり、休火山、死火山は学術的に廃止され、現在は「活火山以外の火山」「活火山ではない」といった言われ方をしています。

この定義変更は、死火山とされていた北海道の雌阿寒岳が1955年以降、噴火を繰り返した、同じく死火山と認識されていた木曽御嶽山が1979年に水蒸気爆発を起こした事に由来しています。

【現在の定義】

気象庁は、1960年代以降、噴火した記録のある火山を全て活火山として定義しています。

1975年には、気象庁が事務局を務める火山噴火予知連絡会により、活火山は「噴火の記録のある火山および現在活発な噴気活動のある火山」と定義されました。

更に、2003年には「おおむね過去1万年以内に噴火した火山および現在活発な噴気活動のある火山」と、その定義は変更されています。

日本に存在する活火山の数は全部で110あり、そのうち47の活火山は、2009年に「火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山」に選定され、24時間体制での監視が続けられています。

当然その中には富士山も含まれています。

【謝辞】

本記事作成に当たり気象庁の資料を参考にさせていただきました、お礼申し上げます。


切手は2021年中央アフリカ発行の「活火山小型シート」で、切手には富士山と走る新幹線が描かれ、シート面にはインドネシアのプロモ山イジェン山が描かれています。


活火山.富士山.中央アフリカ.2021


切手は2021年中央アフリカ発行の「活火山小型シート」の中の一枚で、桜島が描かれています。



桜島.中央アフリカ.2021.


切手は2006年日本発行の「ふるさと切手 信越の自然」の中の一枚で、浅間山が描かれています。



浅間山.2006


切手は1967年インドネシア発行の「国家災害基金切手」の中の一枚で、スメル山の噴火と避難する住民が描かれています。



スメル山噴火.インドネシア.1967

スメル山は富士山と似た形をしています。