これからハモの美味しい季節になりますが、ハモは刺し身では食べられません。
なぜならハモの血液には、「イクシオトキシン」という毒が含まれているからです。
この毒は腹痛や下痢を起こす程度ですが、万が一大量にハモの血液が体内に入ると命の危険もあります。
ハモを捌くときに血液が身につく危険性もあり必ずしも安全だとはいえないことから、刺身は食べられないのです。
しかしイクシオトキシンは熱に弱く、加熱することで分解され無毒化することから、安全に食べられます。
そのためハモを食べるときは加熱が必須で、これが鱧の刺身がない理由なのです。
生で食べられないハモですが、湯引き・天ぷら・鍋で美味しく食べられます。
イクシオトキシンという毒は、目に入ると激しく痛み、腫れ、結膜炎を起こし、痛みと腫れは2~3日続く、状況が悪ければ失明の恐れもあります。
更に傷口に入っても激痛、炎症、化膿を引き起こします。
イクシオトキシンは、ウナギやアナゴも持っていますから、これらも生では食べられません。
切手は2002年岡山県の旬の魚を描いたフレーム切手で、その中の一枚にハモが描かれています。
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