ニラと間違えて、スイセンを食べて食中毒を起こす事例がよく報告されています。
スイセンとニラはひと目見ただけでは判別できないので注意が必要です。
スイセンをニラと間違って食べたことによる食中毒は、過去10年でおよそ60件発生し、亡くなったケースも報告されています。
スイセン全体には、「リコリン」や「ガランタミン」、「タゼチン」や「シュウ酸カルシウム」などの有毒成分が含まれています。
スイセンは全草が有毒で、特に球根に毒成分が多く、致死量は10gで、食べて30分以内で吐き気や下痢、発汗、頭痛などを引き起こし最悪の場合死に至ります。
スイセンに花が咲いているときにはニラと間違うことはありえません。
スイセンとニラを比べると、ニラのほうが少し色が濃く、触ってみると、スイセンのほうが少し硬いような厚みがある感じがします。
切った時の断面が真っすぐ平面なのがニラ、V字になっているのがスイセンだと農林水産省は発表しています。
もっとわかりやすい大きな違いは匂いで、ニラは強い匂いがしますがスイセンは無臭です。
家庭菜園でスイセンの近くに植えていると、ニラとスイセンの区別かつかななったり、道端や河原で生えているスイセンをニラと間違うことが多いようです。
農林水産省のニラとスイセンの見分け方の画像を紹介しておきます。
【スイセントニラの見分け方】
【スイセントニラの見分け方】
切手は1976年日本発行の「新動植物国宝切手」の中の一枚で、スイセンが描かれています。
切手は1959年イスラエル発行の「イスラエル建国11年記念切手」の中の一枚で、スイセンが描かれています。
切手は1990年中国発行の「花切手」の中の一枚で、スイセンが描かれています。
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