ユリの球根には毒があると一部のサイトには記載されていますが、それは間違いです。
ユリの球根は「ユリ根」として食用で販売されている場合には、人間にはまったく毒がありません。
ではなぜユリの球根には毒があると言われるのでしょうか?
それは、ユリ科の植物には毒があるものが多いため、ユリにも毒があると連想されやすいためです。
有名なところではスズランやヒガンバナは、毒草として有名ですがどちらもユリ科の植物です。
スズランやヒガンバナアルカロイド系の毒を含み、誤って食べると、呼吸器系統、自律神経系に作用し最悪の場合死至ることがあります。
しかしユリ根には毒はありません。
しかし、テッポウユリ系の園芸種は、猫には有害であるとされていますから念のため、食用のユリでも、猫やペットに与えないほうが無難です。
ユリ根ならどの品種でも食べられるかと言うと、そういう訳ではありませんがアクが強く、苦くてとても食べられた味ではありません。
従って食用とされているオニユリ、コオニユリ、ヤマユリ、カノコユリ以外の球根は食べない方が無難です。
現在流通しているゆり根の多くは、食用に品種改良されたものです。
上記の食用可能な品種でも、園芸用として売られているユリ根は食べてはいけません。
販売されているユリの球根は、球根腐敗病を予防するために、薬剤に浸してあるため危ないです。
食用として流通しているもの以外は食べないようにしましょう。
切手は1985年ハンガリー発行の「花切手」の中の一枚で、オニユリが描かれています。
切手は2019年日本発行の「天然記念物切手第4週」の中の一枚で、コオニユリが描かれています。
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