ジェノサイド(genocide)は大虐殺もしくは大量虐殺を意味します。

簡単に言うと何かの意図があって、人間を大量に虐殺するということです。

一方ホロコースト(ドイツ語: Holocaust、英語: The Holocaust)とは、ナチスドイツが行ったユダヤ人の大量虐殺のことを指します。

1945年3月10日未明の東京大空襲は、女性や子供を含む死者数推計10万人を超える一般市民が死亡したジェノサイドです。

また、名古屋大空襲・大阪大空襲・神戸大空襲もジェノサイドです。

また広島と長崎の原爆投下もジェノサイドです。

極東国際軍事裁判(東京裁判)においてインドのラダ・ビノード・パール判事(1988~1967)はその不同意判決書の中で、日本軍による残虐な行為の事例が「ヨーロッパ枢軸の重大な戦争犯罪人の裁判において、証拠によりて立証されたと判決されたところのそれとは、まったく異なった立脚点に立っていると、戦争犯罪人がそれぞれの指令を下したとニュルンベルク裁判で認定されたナチス・ドイツの事例との重要な違いを指摘した上で、「(米国の)原爆使用を決定した政策こそがホロコーストに唯一比例する行為」と論じ、米国による原爆投下こそが、国家による非戦闘員の生命財産の無差別破壊としてナチスによるホロコーストに比せる唯一のものであると述べています。

しかし日本政府は何も言わずに沈黙しています。

戦勝国や大国が行った行為は黙殺されてしまうのでしょうか?



切手は1999年ルワンダ発行の「大虐殺の犠牲者追悼の切手」の中の一枚で、切手下に“ジェノサイドにNO”と表記されています。



ジェノサイド切手.ルワンダ.1999


切手は1966年キューバ発行の「ベトナムでのジェノサイド切手」の中の一枚で、米国による毒ガスによるジェノサイドが描かれています。



ジェノサイド.キューバ.1966


切手は2021年ガイアナ発行の「広島・長崎原爆投下75周年小型シート」で、広島・長崎への原爆投下が描かれています。



広島長崎原爆ガイアナ.2021


切手は2010年モザンビーク発行の「広島・長崎原爆投下小型シート」で、広島と長崎で被爆した山口彊氏(1916~2010)の肖像が描かれ、原爆のきのこ雲、原爆を投下したエノラ・ゲイ・広島と長崎の原爆投下とその後の惨状が描かれています。



原爆.モザンビーク.2010