マツタケ(松茸)は、キシメジ科キシメジ属キシメジ亜属マツタケ節のキノコの一種で、日本やロシアを含むアジアとヨーロッパ、北アメリカに分布しています。
日本でも一昔前までは多く収穫されていましたが、現在は収穫量は激減して極めて高価なキノコとなっています。
国際自然保護連合(IUCN)が2020年7月に絶滅危惧種に指定しています。
マツタケには独特の香りがあり、その香りは"マツタケオール"と呼ばれ食欲を増進させます。
日本に輸入される主な国外産地としては、ほとんど中国産、韓国産で占められていて、中国産、韓国産は色・形とも日本国産マツタケとほぼ変わりはありません。
カナダ産、アメリカ産のものは、色が白っぽくてサイズが大きめで新鮮なものほど香りは強いですが、流通過程において風味が劣化して香りがなくなります。
マツタケにも毒があることをご存知ですか?
マツタケの成分であるヒスチジンとフェニルアラニンいうアミノ酸が腐敗することによって、ヒスチジンはヒスタミンに、フェニルアラニンはフェニルエチルアミンという成分へ変化します。
そして、ヒスタミンにフェニルエチルアミンが作用すると、相乗的に毒性が増強され激しい中毒症状を引き起こします。
※マツタケが古くなるとマッタケに含まれているヒスチジンというアミノ酸が腐ります、これが腐るとヒスタミンが生成されこれが体内に入ることで中毒を起こします※
※ヒスタミンは一度生成されてしまうと加熱しても分解されないために、食べたあとに中毒を起こします※
中毒の症状は食べてから20分から1時間の間に起こります。
マツタケの中毒防止には、古くなったものを食べないことです。
また殆どのキノコについていえますが、やはりマツタケも食べる時は必ず火を通すことです。
生で食べたり、生焼けは危険ですので止めておいたほうが無難です。
生で食べたり、生焼けは体の一部や全身にじんましんが出ることがあります。
マツタケは極めて高価なキノコであるため一般人が多量に食べる機会はまずありえないことからして一般的には食べ過ぎによる食中毒が発生することは極めて稀です。
ただし多量に食べると吐き気がするとされていることから、過食は禁物です。
切手は1993年韓国発行の「キノコ切手」の中の一枚で、マツタケが描かれています。

切手は1993年韓国発行の「キノコ切手」の中の一枚で、マツタケが描かれています。

切手は2017年日本発行の「秋のグリーティング切手」の中の一枚で、焼きマツタケが描かれています。

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