平圧瓶による採血方法には、重力式と吸引ポンプを使用して採血する吸引式があります。
重力式は献血者より低い位置に平圧採血ビンを置き重力落差で血液を採血することから、献血者の血管が細い場合は採血時間が長くかかる欠点がありますが、吸引式は献血者の血管が細くても比較的短時間に採血できますが、細菌汚染を起こしやすいことと、ポンプの操作ミスでポンプの陽圧空気を献血者の体内に起こり込む危険性があります。
実際事故も発生しています、わが国においても1969年にポンプの操作ミスで空気塞栓で死亡させる事故も起こっています。
2022年現在わが国では、平圧瓶による重力採血及び吸引式採血は行われていません。
切手は1970年セントビンセント発行の「赤十字切手」の中の一枚で、平圧瓶による重力式採血の光景が描かれています。
マキシマムカードは1959年フランス発行の「献血者記念切手」で、切手には平圧瓶による重力式採血の光景が、そしてカードには吸引ポンプによる採血光景が描かれています。
コメント