血球の正常数は、男性で約500万個/μL、女性で約450万個/μLで、骨髄で作られてから体内で壊れるまでの寿命は約120日です。

大きさは7~8μmでくぼみがあり細胞核は存在しません。

赤血球の生体における働きは、肺で取り込んだ酸素を末梢組織へ運搬し、組織で酸素を放出して、組織で出来た二酸化炭素を肺に運び、肺で放出する働き、即ち「酸素運搬能」を持っています。

これを担うのは、赤血球中のヘモグロビンです。

切手は2008年米国発行の「科学者切手」の1種で、米国の量子化学者、生化学者、結晶学者、分子生物学者、医療研究者で、ノーベル化学賞とノーベル平和賞の受賞者であるライナス・カール・ポーリング(1901~1994)の肖像と共に正常赤血球と鎌状赤血球が描かれています。

鎌状赤血球とは、鎌状(三日月型)をした赤血球です。

遺伝性のヘモグロビンの遺伝子異常のときに出現します。



ポーリングと赤血球.米国.2008


切手は1989年イギリス発行の「王立顕微鏡協会150年記念切手のマキシマムカード」で、顕微鏡でみた色々の形をした赤血球が描かれています。

※マキシマムカードとは、「絵葉書の絵や写真の面に、それと同じデザインの切手が貼られ、その絵や写真に関連する場所の消印が押され、そして消印の日付はその切手が発行された日」、これらが揃っているカードです※



赤血球マキシマムカード.イギリス.1989