アヴェンゾアール(1091~1162)は、セビリア(スペイン)に生まれ優れた臨床医として有名な人物です。

彼は食道がん・胃がん・中耳炎などを病理学的に観察しています。

取り上げて有名なのは疥癬を初めて明らかにしたことです。

このことから彼は"寄生虫学"の開祖と称されています。

疥癬とはヒゼンダニ(疥癬虫)が皮膚の一番外側の角質層に寄生し、人から人へと感染していく皮膚病です。

ヒゼンダニとは肥前ダニとは書きません、皮癬ダニと書きます。

切手は1968年シリア発行の「WHO創立20年記念切手」で、アヴェンゾアールが描かれています。



アヴェンゾアール.シリア.1968