フランス人科学者アントワーヌ=ローラン・ド・ラヴォアジエ(1743~1794)は、1755年に酸素を発見し、呼吸と燃焼は同一のものであることを明らかにしました。

血液によって肺に運ばれた酸素と水素を含む気体が熱と炭酸ガスと水に生成され、炭酸ガスと水蒸気は呼気と共に排出され、そして熱は血液によって全身に運ばれ、発汗及び呼気によって失われた体温を補充すると考えました。

しかし、彼は呼吸が肺のみで行われ、末梢の組織においても行われていることには気づきませんでした。

ラヴォアジエの研究は、血液による酸素運搬能が科学的に証明される基となり、急性出血の治療法としての輸血の効果が理論づけられることになります。

切手は、1983年マリ発行の「水の分解記念200年記念切手」で、ラヴォアジエの肖像と彼が水の電気分解に使用した実験器具が描かれています。


ラボアジェ.マリ.1983


切手は、2012年マーシャル諸島発行の「偉大な科学者20面シート」の中の一枚で、ラヴォアジエの肖像と彼が水の電気分解に使用した実験器具が描かれています。



ラボアジェ.2012.マーシャル諸島