胸部の病気は色々ありますが、今回は乳がんについて解説していきます。
乳がんの発症には、エストロゲンが深く関わっていると言われています。
体内のエストロゲンのレベルに影響を与えるものがリスクを乳がん発生を高める要因であるとされています。
乳がんを早期発見するためには、定期的に乳がん検診を受けることが大切です。
近年日本人の乳がん発症率は年々高くなってきています。
乳がんはほかのがんと比較して、薬物療法や放射線療法の効果得やすいことや、数々の治療薬が開発されていることから、良好な経過が期待できます。
そのことからして、自覚症状の有無にかかわらず、定期的に検診機関で検診を受け、乳がんを発症していないかを見極めること重要となります。
乳がんは、症状として乳房の見た目に変化が現れることがあり、乳房の表面に現れる変化からご自身で発見につなげることが可能です。
しかし乳房の奥深くにある小さなしこりなどは触れることが難しく、発見に至ることが困難とされることがあります。
自己検診(セルフチェック)の頻度は、月に1回など、周期を定めて実施することで、より変化に気付きやすくなります。
乳がんと診断するためには、視診や触診、マンモグラフィ、超音波検査のほか、細胞診や組織診などを行います。
乳がんの専門診療科は、乳腺外科です。
早期に見つけて適切な治療が行われれば良好な経過が期待できます。
症状がない場合でも、40~50歳代の女性は乳がん検診を定期的に受けることを強くお勧めします。
【おまけ】
乳がんは非常にまれですが乳腺が発達していない男性でも発症することもあります。
切手は2004年マケドニア発行の「赤十字/乳がん予防切手」で、乳がんセルフチェックをしている女性が描かれています。


切手は2001年ボリビア発行の「乳がん予防切手」で、乳がんセルフチェックをしている女性が描かれています。

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