イヌはにおいの情報処理を行なう嗅球とよばれる脳の部位が発達していることから、嗅覚は人に比べて数千倍から1億倍優れているといわれています。

イヌにはにおいを感じ取る嗅細胞が多く存在しているため人間と比較して1億倍の嗅覚がある言われるのは、1億倍においを強く感じているというわけではなく人が気付かないようなかすかな香りでも1億倍の嗅覚で察知することができるということなんです。

イヌは遠くのにおいを嗅ぎ分けるのは得意ではなく、地面に付着している微量なにおいを嗅ぎ分けているのです。

しかし全ての犬種が嗅覚が鋭い訳ではありません。

嗅覚が鋭い犬種としては、マズルの長い犬種です。

※マズルとは、犬の鼻先から口周辺までの部分※

特にセントハウンドと呼ばれる犬種は、優れた嗅覚を有しています。

※セントハウンドと呼ばれる特定の犬種は、優れた嗅覚にプラス追跡への情熱を持ち合わせている探知犬のスペシャリスト犬※

代表的な犬種にビーグルやバセット・ハウンドが挙げられます。

逆に鼻が短く短頭種と呼ばれる犬は、ほかの犬種にくらべて嗅覚が劣ると言われています。

パグやフレンチ・ブルドッグ、ボストンテリア、ペキニーズなどの犬種がそうです。

イヌの鋭い嗅覚を利用して、ガン探知犬・糖尿病警告補助犬・トリュフ探知犬・化石探知犬などとして活躍しているイヌが多くなってきています。


切手は1996年アゼルバイジャン発行の「イヌ切手」の中の一枚で、バセット・ハウンドが描かれています。



バセットハウンド.アゼルバイジャン.1996


切手は2009年グレナダ発行の「アメリカンケネルクラブ125周年小型シート」で、ビーグルが描かれています。



ビーグル.グレナダ.2009


切手は2015年日本発行の「身近な動物シリーズ 第1集(シール式)」に収められた切手の中の一枚で、ビーグルの仔犬が描かれています。


ビーグル.2015.日本