薬物相互作用とは、複数の薬の飲み合わせによって効果が強くなりすぎたり、薬の持つ効力や副作用が増強されたり、減弱されたりし、健康を害することを言います。

薬物相互作用によって新たな副作用が起きることもあります。

薬物相互作用は、人が薬を内服してから排泄するまでの過程(吸収、分布、代謝など)のどこかで起こります。

薬物相互作用は薬同士だけでなく、薬と食べ物の食べ合わせによっても起きる相互作用もあり、その場合には「薬剤と食品の相互作用」と言います。

薬物相互作用の代表的な事例の一部紹介しますと、血液を固まりにくくする作用がある血栓症の予防・治療に使われるワーファリンと抗がん剤のカペシタビンを服用するとワーファリンの効果が増強し、出血を引き起こす危険性があり、過去出血が止まらずに死亡例した事例が報告されています。

薬剤と食品の相互作用の代表的なものとしては、グレープフルーツ・クロレラ・納豆・カフェイン・チーズ・アルコール・牛乳・緑黄色野菜などがあります。

【代表事例】

カルシウム拮抗薬、高脂血症治療薬、催眠鎮静剤、精神神経薬などを服用している人が、グレープフルーツジュースを飲むとグレープフルーツの果肉に含まれるベルガモチンやジヒドロキシベルガモチンなどのフラノクマリン類が消化管で薬物代謝を阻害し、薬物の血中濃度を上昇させ、薬が効きすぎてしまいます。

薬の飲み合わせによる薬の薬物相互作用や薬剤と食品の相互作用は多くあることから、これらを防ぐ対策としては、素人判断をしないで医師や薬剤師に相談することです。

医師の指示に従って服用していれば問題ありませんが、調剤薬局やドラッグストアで薬をもらう時には薬剤師に処方箋のチェックをしてもらい、食品や食べ物との相互作用はないか確認してもらわれることです。

※サブリメントや健康食品は似たような商品でも、含まれている成分は異なりますから、わからない時は必ず薬剤師に確認してもらってください※


切手は1986年日本発行の「日本薬局方公布100年記念切手」で、構造式の中に薬の錠剤とカプセルが描かれています。

日本.薬.1986



切手は2000年イスラエル発行の「千年記念切手」の中の一枚で、切手には地球と試験管を持つ人と麦と羊、そしてタブに錠剤・カプセルなど薬剤が描かれています。



薬.イスラエル.2000


切手は2005年イスラエル発行の「イスラエル製造業者協会85周年記念切手」で、人工衛星とイスラエル宇宙局、ロケットの打ち上げの様子、回路,溶接工と宝石、歯車と糸そして切手中央には医薬品のカプセルや錠剤が描かれています。 



イスラエル.製造協会と薬.2005

切手は2005年イスラエル発行の「イスラエルの医学切手」の中の一枚で、切手左にはメンタルヘルスを表す顔、右には薬の錠剤が描かれています。 
 
メンタルヘルスと薬.イスラエル.2005