日本ではドクハキコブラやドクフキコブラの名でよく知られていますが、本種一種のみでリンカルス属を形成する毒蛇です。
南アフリカ、レソト、スワジランド、ジンバブエとモザンビーク国境周辺に生息していて、保有する毒は主には神経毒で、細胞毒も含まれています。
咬まれるとその細胞毒の作用で、咬症部位を中心とした皮膚の広範囲な壊死を生じることがあります。
このヘビの牙の噴出孔は前方へ向いていて、相手に毒液を吹きかけることができる点が特徴でこのことから「毒吹き」の別名の由来となっています。
このヘビは防御行動として毒液を吹きかけますが、吐く毒液は敵の眼を狙って2.5mから3mにまで飛び、眼に入ると激痛を感じるだけでなく、最悪の場合は失明することがあります。
毒を吹きがける能力を持つのは本種だけではなく、クロクビコブラやインドコブラも毒液を吹きかけることが出来ます。
切手は1979年レソト発行の「爬虫類切手」の中の1枚で、ドクフキコブラが描かれています。
切手は1963年ポルトガル領ギニア発行の「西アフリカの動物切手」の中の1枚で、クロクビコブラが描かれています。
切手は1977年ソ連発行の「ソ連のヘビと保護された動物切手」の中の1枚で、インドコブラが描かれています。
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