デジャブは、フランスの心理学者エミール・ブワラック(1851~1917)によって提唱された概念で、フランス語で「既に見たことがある」という意味の言葉で、日本語では"既視感(きしかん)"と表現されることが多いです。
過去に経験・体験したことのない、初体験の事柄であるはずにも関わらず、かつて同じような事を体験したことがあるかのような感覚に包まれることを言います。
「経験したことがあるかのように感じるが、いつどこでその体験をしたのかは全く思い出すことができない」というのがポイントです。
多くの人が一度以上経験したことがあるはずです。
オーストリアの精神科医のジークムント・フロイト(1856~1939)は、「デジャブは既に見た夢」であり「無意識のうちに見たものは、意識的には思い出すことができない」と説明しました。
初めての体験なのに、あたかも過去に同じ経験をしたことがあるかのように錯覚するデジャブという現象の仕組みは、まだ完全に解明されていません。
スピリチュアル(霊的または神秘的)な分野では、前世の記憶が引き出されているのではないかといわれていますが、心理学的な観点では無意識の記憶が関係しているのではないかと考えられています。
映画やドラマにもデジャブはよく取り上げられています。
例えば、
・X-ファイル シーズン6 第14話 月曜日の朝(MONDAY)
切手は1981年オーストリア発行の「フロイト生誕125年記念切手」で、彼の肖像が描かれて言います。
切手は1999年イスラエル発行の「近世の世界文化に貢献したユダヤ人の小型シート」の中の1枚で、彼の肖像が描かれて言います。
※フロイトはユダヤ人で、彼の弟子の殆どはユダヤ人であったと言われています※
※また彼自身がユダヤ人であることから医学部での出世をあきらめ,精神分析という独自の体系を作り上げました※
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