◯満州国赤十字社
※満州国は、1932年から1945年の間、満州(現在の中国東北部)に存在した国家※
満州国赤十字社は、建国当初の満州国では恩賜普済会が人道的救護活動を行っていましたが、満洲国の行政権が及ばない満鉄附属地では日本赤十字社満洲委員本部が活動を行っていました。
その後1937年に満鉄附属地が撤廃にともない、日本赤十字社が満洲国で活動することが不適切になったため、翌年の1938年10月1日に恩賜普済会と統合される形で満洲国赤十字社が設立されました。
しかし1945年の満洲国の滅亡と同時に満州国赤十字社は消滅し現在は存在していません。
◯沖縄赤十字社
※アメリカ合衆国による沖縄統治は、1945年(昭和20年)のアメリカ軍による沖縄占領から、1972年(昭和47年)5月15日の沖縄本土復帰に至るまでの27年間※
沖縄赤十字社は、1959年(昭和34年)に設立された財団法人で、戦後アメリカ合衆国による沖縄統治下の沖縄地域において赤十字活動を行う唯一の団体でした。
1959年(昭和34年)に、琉球政府より財団法人沖縄赤十字社が認可され、「赤十字」の名称が正式に使えるようになりましたが、1972年(昭和47年)5月15日の沖縄返還・本土復帰に伴い、沖縄赤十字社は解散登記をして日本赤十字社へ組織移行し、日本赤十字社沖縄県支部が設置されました。
残念ながら沖縄赤十字社の切手は発行されていません。
残念ながら沖縄赤十字社の切手は発行されていません。
切手は1938年満州国発行の「満州国赤十字社創立記念切手」で、地球の満州の地図に赤十字のマークが描かれています。
切手は1943年満州国発行の「満州国赤十字社5周年記念切手」で、担架を運ぶ当時の赤十字の看護師が描かれています。
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