マーゲン・ダビド公社(ダビデの赤盾社)は、イスラエルの救護団体で、諸外国の赤十字社・赤新月社に相当する団体であり、国際赤十字赤新月社連盟に加盟しています。
イスラエルで使用されている「ダビデの赤盾のマーク」は、赤十字国際委員会(ICRC:The International Committee of the Red Cross)から承認を受けていません。
2005年以前、イスラエル最大の宗教勢力がユダヤ教であることから赤十字・赤新月の標章の使用を拒否していたため赤十字国際委員会から正式に認められておらず、国際赤十字赤新月社連盟に正式加盟することが出来ませんでした。
しかし、2005年12月8日の赤十字・赤新月国際会議総会において、赤十字・赤新月に追加する形で宗教的に中立なレッドクリスタル(赤水晶)の標章が承認され、これを使用することで赤十字国際委員会から正式に承認されることになります。
国際活動を行う際には、ホスト国の了承を得てレッドクリスタルの中に"赤いダビデの星(ダビデの赤盾)"を入れた標章を使うことも可能となりました。
これを受けて2006年6月に国際赤十字赤新月社連盟への加盟が承認されています。
切手は1980年イスラエル発行の「救急隊50年記念切手」で、救急車と心電図の波形とともに左上にはイスラエルダビデの赤楯マークが描かれています。

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