サツマイモ基腐病は2018年11月に沖縄で初めて発生が報告されて以降、サツマイモの生産に大きな打撃を与えています。
2020年になって被害は更に拡大しています。
サツマイモ基腐病は糸状菌(Diaporthe destruens)によって引き起こされるサツマイモの病気で、サツマイモがこの病気になると葉が変色して生育不良になり、根元が黒変して腐敗してしまいます。
このサツマイモ基腐病はおよそ100年前にアメリカで発見され、南北アメリカやアフリカ、ニュージーランドなどで被害が知られていましたが、この10年の間に、アジア地域でも被害が発生していました。
この糸状菌に感染したイモ本体や茎が土中に残ると来年の苗にも感染することから、土壌の十分な消毒や輪作で感染を防止するしか対策はありません。
サツマイモ元腐病の全国的な流行によって美味しいサツマイモが食べられなくなる危険性があります。
早く収まってほしいものですねぇ。
コメント