赤新月の標章は,十字がキリスト教を連想させるという理由で忌み嫌いイスラム教国で用いられており、ジュネーブ諸条約でも認められていて,赤十字と全く同じ条件と効力を持っています。

赤獅子太陽(あかじしたいよう)は,革命前のイランで使用されていました。

この標章は「イラン赤獅子太陽社」と呼ばれ,1929年に赤新月と同様に赤十字マークに認められました。

1949年のジュネーブ4条約にも記された正式な標章ですが,革命後1980年に「イラン赤新月社」となってからは,現在はどこの国でも使われていません。


切手は、1976年イラン発行の「赤十字切手」でイラン赤獅子太陽が描かれています。


赤獅子太陽.イラン.1976


切手は1969年チリ発行の「国際赤十字社連盟創設50周年記念切手」で、赤十字、赤新月とともに赤獅子太陽社のマークが右端に描かれています。



唐獅子太陽.チリ.1969

切手は1969年東ドイツ発行の「国際赤十字社連盟創設50周年記念切手」で、赤新月と赤十字マークの下に赤獅子太陽社のマークが描かれています。



赤十字マーク三種.東ドイツ.1969