共生とは、異なる生物同士が相互作用を及ぼしながら、ごく近い距離で共に生活する現象を指す言葉で、共生は互いに利益を受け取っている(双利共生)場合と、片方の生物のみが利益(片利共生)を受け取っている場合があります。

しかし、互いに害を及ぼすことはしません。

これに対し寄生は、一方が明らかに他方を害している場合を言います。

利益をもたらさないどころか一方的に栄養を奪ったり、体を乗っ取ったりする現象が確認された場合、共生ではなく寄生という言葉を用います。

寄生の場合は、寄生虫やノミやシラミがあります。

共生の場合は、クマノミとイソギンチャク、ジンベイザメとコバンザメ、ホンソメワケベラとウツボ、カクレウオとナマコ、大型の哺乳類とアカハシウシツツキ、アリとアブラムシなどがあります。



切手は2020年日本発行の「海の生き物シリーズ第4集小型シート」の中の一枚で、イソギンチャクと共生しているクマノミが描かれています。



クマノミ.2020


切手は2021年日本発行の「海の生き物シリーズ第5集小型シート」で、右上の切手にジンベイザメと共生しているコバンザメが描かれています。



コバンザメ.2021


切手は2016年南アフリカ発行の「国際生物多様性年シート」の中の一枚で、クロサイに止まるアカハシウシツツキが描かれています。



クロサイとアカハシウシツツキ.2010.南アフリカ