古来より欧米では吸血鬼伝説が各地で伝わっています。
吸血鬼伝説のモデルとなった人物も多く存在しています。
吸血鬼は、夜な夜な人の血液を求めてさ迷い、人の生き血を吸うことにより永遠の命を得ると伝えられています。
古来より人の血液は生命の源と考えられ、古代エジプトでは人の血液の風呂に入ったり、古代ローマでは人の血液を飲むことにより若返ると考えられていました。
永遠の命を得るために人の血液を吸血する考え方が存在しても不思議ではありません。
死後も人間の生血を吸って生きながらえますが、不死身の吸血鬼も心臓に杭を打たれて死ぬ運命にあります。
当然吸血鬼とドラキュラの違いはあります。
"吸血鬼"とは「墓の中からよみがえり、人の生き血を吸うとされる魔物」を表す普通名詞ですが、"ドラキュラ"とは、アイルランドの作家ブラム・ストーカーの小説『吸血鬼ドラキュラ』に登場する吸血鬼の固有名詞です。
吸血鬼ドラキュラを世界的に有名にしたのはアイルランド人作家のブラム・ストーカー(1847~1912)によって1897年に刊行された『吸血鬼ドラキュラ(原題:Dracula)』です。
切手は2004年ルーマニア発行の「ドラキュラ4面小型シーシ」で、左からドラキュラ原作者のブラム・ストーカー、墓場から出て彷徨うドラキュラ、美女をさらいまさに吸血しようとする瞬間、心臓に杭を打ち込まれて死ぬドラキュラが描かれています。
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