ニホンオオカミ(日本狼、英: Japanese wolf、学名:Canis lupus hodophilax)は、日本の本州、四国、九州に生息していたオオカミの1亜種で20世紀初頭に絶滅したというのが定説となっています。

ニホンオオカミは、オオカミ類の中でも最も小型で頭胴長1メートル、尾長30センチメートルほどの小型のオオカミで、明治38年、奈良県での記録を最後に生存は確認していません。

ニホンオオカミは、19世紀までは東北地方から九州まで各地に分布していましたが、1905年1月に、奈良県鷲家口で捕獲された若いオスを最後に、現在まで確実な生息情報がなく、この後まもなく絶滅したと考えられています。

環境省のレッドリストでは、「過去50年間生存の確認がなされない場合、その種は絶滅した」とされるため、ニホンオオカミは絶滅種とされています。

世界的に見てもオオカミは、過去に害獣とされ駆除されたり、病気でその個体数は激減しています、ヨーロッパオオカミもその中の一種です。

切手は1999年日本発行の「20世紀デザイン切手シリーズ第2集」の中の1枚で、絶滅したニホンオオカミが描かれています。

切手の図案は「博物館獣譜」:東京国立博物館所蔵からのものです。



ニホンオオカミ.1999



切手は2020年オーストリア発行の「2021年ヨーロッパ切手絶滅危惧種」の中の1枚で、絶滅危惧種のヨーロッパオオカミが描かれています。



ヨーロッパオオカミ.オーストリア.2021