モモイロペリカンは、南東部のヨーロッパからアジアおよびアフリカまで、沼地および浅い湖で繁殖します。
この鳥は国際自然保護連合(International Union for Conservation of Nature:IUCN)の絶滅危惧種のIUCNレッドリストで最も懸念の少ない種として評価されています。
モモイロペリカンは名前からして体色が桃色と思われがちですが、通常は白色で、繁殖期に体色が桃色になることからこの呼名があります。
英語ではホワイトペリカン(White pelican )と呼ばれています。
古来よりヨーロッパには、モモイロペリカンの母鳥は飢餓の時には、自分自身の血液でヒナを育てるという伝説があり、 そのため、モモイロペリカンは“慈愛の鳥”と称されています。
このことから、諸外国ではモモイロペリカンは“輸血のシンボル”として使用されています。
また、これが転じて“献血推進キャンペーンのシンボル”としても使用されています。
切手は1989年アフガニスタン発行の「鳥切手」で、大空を飛ぶモモイロペリカンが描かれています。


切手は1992年ユーゴスラビア発行の「自然保護切手」で、水辺のモモイロペリカンが描かれています。

切手は1979年ギリシャ発行の「絶滅危惧種の鳥切手」で、水辺のモモイロペリカンが描かれています。

切手は1956年ベルギー発行の「赤十字附加金切手」で、自分の血液で雛を育てるモモイロペリカンの母鳥が描かれています。

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