国勢調査は、統計法(平成19年5月23日法律第53号)に基づき、総務大臣が国勢統計を作成するために、「日本国内の外国籍を含むすべての人及び世帯」を対象として実施される調査で、日本国の最も重要かつ基本的な統計調査で、唯一の全数調査です。
第1回国勢調査は1920年10月1日に実施され、2020年に実施された令和2年国勢調査で、第21回目(100周年)の調査となっています。
国勢調査は統計法に基づいていることで個人情報保護法の適応外で回答義務のある基幹統計調査として実施されているため、国勢調査拒否、または虚偽報告が発覚した者に対する『50万円以下の罰金』という罰則が規定されています。
日本に住む全ての人・世帯を対象として5年に一度実施する国の最も重要な統計調査で、外国人も対象であり、全ての世帯に回答する義務があります。
国勢調査は、日本国内の人口、世帯、就業者からみた産業構造などの状況を地域別に明らかにする統計を得るために行われる、国の最も基本的な統計調査です。
国勢調査は,日本に住んでいるすべての人及び世帯を対象とする国の最も重要な統計調査で,国内の人口や世帯の実態を明らかにするために実施されます。
国勢調査は諸外国においてもそれぞれの国の憲法や法律に基づいて実施されています。
我が国においては第一回国勢調査から記念切手が発行されていますが、ここでは2020年に発行された「国勢調査100年の小型シート」を紹介します。
※切手が大きいことから2つに分けて紹介しています。
二分割の上部左右は、国勢院と杉亨二・大隈重信・原敬が描かれています。


杉亨二(すぎこうじ)(1828~1917)は、「日本近代統計の祖」と称される人物で国勢調査準備委員会委員として活動国勢調査の実現のため尽力しましたが、第1回の国勢調査が行われる目前の1917年(大正6年)に病没しています。
大隈重信(1838~1922)は、1881年(明治14年)「国勢」という言葉を使い、統計の重要性を訴え、統計院を設立した人物。
原敬(1856~1921)は、第1回国勢調査の時の内閣総理大臣が、平民宰相と呼ばれて国民から人気の高かった「原敬」で、国勢調査や統計が国家の存立に不可欠であることを知悉(ちしつ)して国勢調査を実施した内閣総理大臣でした。
切手は1958年旧ソ連発行の「1959年ソビエト連邦国勢調査記念切手」で、国勢調査のエンブレムが描かれています。


切手は2001年チェコ共和国発行の「国勢調査2021年切手」で、国勢調査の象徴的図案と実施される年の2021年が描かれています。


切手は1976年イラン発行の「国勢調査切手」で、仮定内の人々と一人の人をカウントする意味合いが描かれています。


切手は1990年スイス発行の「国勢調査切手」で、ジグソーパズルのピースの中に人々を描き、左下には、スイスの4つの公用語で、上から順にドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語でそれぞれ国勢調査と記載記載されています。
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