エーゲ海南部に浮かぶロードス島の北端にあるロードスの港には、かつて50メートルに及ぶ太陽神ヘリオスをかたどった巨像があったといわれています。
戦勝を祝って紀元前3世紀に建造されましたが、完成してから60年もたたないうちに、地震で倒壊し、7世紀には残骸もなくなりました。
言い伝えによると左手に剣を、右手には炎の武器器を持ち、その中には煮えた油や鉛が入っていて港に不法に入ってくる船に対しては、容器が傾いてその船をめがけて油や鉛が落とされる仕組みになっていた。
また巨像の内部には頭部まで続く螺旋階段があり、夜、頭部にある点火台に火がともされるとまるで巨像の目が光って見えたり、頭頂部が開きそこから油が放たれ敵を攻撃したとも言われています。
古代ギリシアの数学者にして旅行家であるビザンチンのフィロン(紀元前260年~紀元前180年)は、『ロードス島に、太陽を象徴する、天を突く巨像が建てられた。用いられた銅は膨大で、鉱山を掘り尽くしてしまうほどだった』と記載しています。
切手は1947年ギリシャ発行の「デドカネス諸島のギリシャへの返還記念切手」で、ロードス島の巨像が描かれています。
切手は1997年キューバ発行の「古代世界七不思議切手」の中の1枚で、ロドス島の巨像が描かれています。
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