「ほら吹き男爵症候群」は、正式な医学名称ではなく正式な名称はミュンヒハウゼン症候群(Munchhausen syndrome)と言います。ミュンヒハウゼン症候群は自分に周囲の関心を引き寄せるために虚偽の話をしたり、自らの体を傷付けたり、病気を装ったりする症例の事を言います。1 ...
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医学アラカルト-6.フランケンシュタインとは-
『フランケンシュタイン』は、メアリー・シェリーが1818年に匿名で出版したゴシック小説『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス』の日本における書名のひとつです。多くの人々は、科学者が創造した人造人間の名前を『フランケンシュタイン』と誤解していますが ...
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医学アラカルト-5.吸血鬼が人の血液を求める医学的理由-
吸血鬼が人の血液を求める伝説は、何らかの病気とも関係していると考えられます。一例を上げれば、血液のヘモグロビンを合成する機序が正常に働かない ポルフィリン症は、光過敏症、皮膚・歯肉の萎縮、歯の赤変などの症状を呈します。ヘモグロビンの合成ができないことから、 ...
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医学アラカルト-4.アラアラ!コンドームが空を飛んでいますよ!!-
HIV感染予防を国民に呼びかける切手は多くの国々から発行されています。中でも感染予防に必要不可欠なコンドームをリアルに描いた切手も多く発行されています。今回紹介する切手は、2004年セルビア・モンテネグロから発行された通常切手ですが、『STPOP AIDS!』とエイズ予防 ...
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医学アラカルト-3.トラコーマはどこへ行った??!!-
現在、先進国ではほとんど感染者は見られなくなりましたが、アジアやアフリカなどの発展途上国ではいまだに流行が見られ、年間600万人が失明するといわれています。先進国でも見られるトラコーマはほとんどが垂直感染(出産時感染)によるものです。わが国では、昭和30年代、 ...
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記事タイトル医学アラカルト-2.コンドーム使用の呼びかけ-
HIVを含めた性行為感染症の有効な感染予防対策の一つに、コンドームの使用があります。正しく使用しないと感染予防は出来ません。また、いくら正しく使用しても一部の性行為感染症の感染予防が出来ないこともあります。しかし100%感染予防が出来ないといってコンドームを使用 ...
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医学アラカルト-1.誤った血液型判定-
ABO式血液型判定には、人由来の抗A血清(免疫したB型ヒト血清)および抗B血清(免疫したA型ヒト血清)と、ヒト特異型物質でウサギなどを免役して作った動物由来判定用血清されて来ましたが、HIVの発見を契機に人由来の判定用血清からのウイルス感染の危険性が指摘され、 ...
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医学の発展に貢献した日本人-12.山中伸弥-
山中 伸弥(1962~)は、日本の医学者・京都大学iPS細胞研究所所長・教授は、「成熟細胞が初期化され多能性をもつことの発見」により、2012年のノーベル生理学・医学賞をジョン・ガードンと共同受賞されています。体のさまざまな組織の細胞になる能力がある「人工多能性幹細胞 ...
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医学の発展に貢献した日本人-11.利根川進-
利根川 進(1939~)は、日本の生物学者で、「抗体の多様性の生成の遺伝学的原理の解明」によってノーベル生理学・医学賞を受賞しました。彼の「抗体の多様性の生成の遺伝学的原理の解明」の内容は、非常に難解で当時取材した記者団は『トネガワの研究はいかにすごいのか?』 ...
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医学の発展に貢献した日本人-10.大隅 良典-
大隅 良典博士(1945~)は日本の生物学者で2016年「オートファジーの仕組みの解明」により単独ノーベル生理学・医学賞を受賞されています。オートファジーとは細胞が自分の使えなくなったプロテインや細胞小器官をリサイクルすることを言います。要するにオートファジーとは ...
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医学の発展に貢献した日本人-9.本庶 佑-
本庶 佑博士(1942~ )は、日本の医師、医学者(医化学・分子免疫学)で、"免疫チェックポイント阻害因子の発見とがん治療への応用"により、2018年にノーベル生理学・医学賞を米国の免疫学者ジェームズ・P・アリソン(1948~)と共同受賞されています。世界で初めて活性化誘 ...
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医学の発展に貢献した日本人-8.山極勝三郎-
山極勝三郎(1863~1930)は、1915年にタールをウサギの耳に塗り続けて、人工的にガンを発生させることに成功しましたが、欧米では全く相手にされず信用されませんでした。当時、癌の発生原因は不明であり、主たる説に「刺激説」「素因説」などが存在していましたが、山極は ...
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医学の発展に貢献した日本人-7.大村智-
大村 智博士(1935~)は、日本の化学者で北里大学特別栄誉教授でもあり、2015年ノーベル生理学・医学賞をドリュー大学のフェロー ウィリアム・キャンベル(1930~)博士と共に、「線虫感染症の新しい治療法の発見」の業績により受賞しています。大村博士の業績とは、土中にあ ...
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医学の発展に貢献した日本人-6.高峰譲吉-
高峰 譲吉(1854~1922)は、日本の科学者、実業家、工学博士・薬学博士で、タカジアスターゼやアドレナリンを世界で初めて 抽出・結晶化した人です。1894年、デンプンを分解する酵素であるアミラーゼの一種であるジアスターゼを植物から抽出し"タカジアスターゼ"を発明し、 ...
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医学の発展に貢献した日本人-5.鈴木梅太郎-
1910年、鈴木梅太郎(1874~1943)が米のヌカ(精米する時にでる果皮)からビタミンB1を発見しアベリ酸(後にオリザニン)と命名しました。しかし、世界に論文を発表する際、「新しい栄養素だ」という言葉を訳されなかった為、「オリザニン」は世界から認められませんでし ...
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