血液の鉄人の医学切手の部屋

今までに収集した世界各国の医学切手を使用して、医学の歴史・医学に貢献した人物・切手に描かれた病気や各種臓器など興味深くかつ理解しやすく紹介します。

アルツハイマー型認知症は、認知機能低下、人格の変化を主な症状とする認知症の一種で、日本のアルツハイマー型認知症の患者は100万人はいると言われ、65才以上の10人に1人は発症すると言われるほど高齢者にとっては身近な病気です。「アルツハイマー型」の名は、1906年に最 ... もっと読む

風眼とは、淋菌により結膜に急性の化膿性炎症がおこる病気で、急性結膜炎の一種で、膿漏眼(のうろうがん)のことを言います。言い換えれば、淋菌が眼に感染して起こる感染症です。症状としては、多量の分泌物が出て、結膜の充血や腫れがひどくなり、進行すると角膜潰瘍へ進み ... もっと読む

リウマチとは、ギリシア語の「流れ」を意味する「rheuma(リューマ)」に由来しています。古代ギリシアでは、手足の節々が痛む病気は、脳から悪い液体が流れ出し、関節にたまって痛みを発生していると考えられていました。「リウマチ」という全身にかかわる病いは人類の歴史と ... もっと読む

百日ぜきは「百日ぜき菌」によって引き起こされる呼吸器系の感染症で、熱は出ないケースが多く、長期間のせきが特徴で、1~2カ月続くこともあります。百日ぜきになると以下のような特有な咳発作を起こします。百日ぜきに特有な咳発作は、夜間の方が、昼間より多い特徴があ ... もっと読む

結核は、マイコバクテリウム属の細菌、主に結核菌 (Mycobacterium tuberculosis )により引き起こされる伝染性の感染症です。結核菌は、1882年にドイツの細菌学者ロベルト・コッホ(1843~1910)によって発見されました。日本では、明治初期まで肺結核は労咳(ろうがい)と呼 ... もっと読む

6世紀から18世紀の大航海時代、壊血病の原因が分からなかったため、海賊以上に恐れらていました。例えば、バスコ・ダ・ガマ(1469?~1524)のインド航路発見の航海においては、180人の船員のうち100人が壊血病で死亡しています。初期段階では皮膚乾燥、食欲不振、脱力などで ... もっと読む

ツツガムシ病(恙虫病)は、ツツガムシリケッチアの感染によって引き起こされる、人獣共通感染症で野ネズミなどに寄生するアカツツガムシ等のツツガムシに刺されることにより発症します。ツツガムシに刺されてから5~14日後に、39度以上の高熱とともに、2日目ころから体幹 ... もっと読む

狂犬病は、狂犬病ウイルスを病原体とするウイルス性の人獣共通感染症で、ヒトを含めたすべての哺乳類が感染します。毎年世界中で約5万人の死亡者が発生しています。狂犬病は、発症後の死亡率はほぼ100%で、現時点では確立した治療法は存在しません。狂犬病は世界中のあらゆる ... もっと読む

本日から数回に分けて切手に描かれた病(感染症・疾患等)について紹介していきます。第一回目はトラコーマです。トラコーマは、クラミジア・トラコマチスを病原体とする感染症で、伝染性の急性および慢性角結膜炎と呼ばれます。現在、日本を含めて先進国ではほとんど感染者は ... もっと読む

循環器系とは、血液やリンパ液を体内で循環させることで、酸素や栄養素を運搬したり、老廃物の回収を行うシステムのことです。循環器系は、心臓、動脈、静脈、毛細血管、リンパ管で構成されています。血液の循環には、体循環(大循環)と肺循環(小循環)があります。体循環とは ... もっと読む

乳房は哺乳類のメスが備え持つ外性器の一つで、乳幼児に母乳を与えることを最大の目的としている最も美しくて魅力的な器官です。乳房は、「にゅうぼう」、「ちぶさ」とも読めますが、一般的には医学用語では「にゅうぼう」と読みます。乳房が大きければ母乳は多く出るとは限 ... もっと読む

眼は光を認識する感覚器で、光の情報は眼で受け止められて中枢神経系の働きによって視覚として認識することができます。ものが見える仕組みは、瞳孔から目に入った光が虹彩で調節され、ピントを調節する水晶体で屈折し透明なゲル状の硝子体を通過して網膜の黄斑に焦点を結び ... もっと読む

脳の重さはおよそ1400gでその人の体重の2%を占めるに過ぎないくらい小さな臓器ですが、人のからだ全体をコントロールしているとても大切な臓器です。脳は、大脳・小脳・脳幹に大きく分けられます。大脳は、情報を識別してそれに応じた運動を命じたり、記憶や情動、認知とい ... もっと読む

肋骨は、胸部内臓を覆う骨であばら骨とも言い、脊椎から内臓を取り囲む形で付いて、外からの衝撃から内臓を保護する役割を果たしている。人間の肋骨は全部で二十四本で両側に十二本ずつ、それぞれ第一肋骨~第十二肋骨と名前が付いている。切手は1973年フランス領アファール ... もっと読む

頭蓋骨は合計15種類23個の骨から構成されています。頭蓋骨は、顔の構造を支持し、脳を外傷から保護しています。頭蓋骨の読み方は、"ずがいこつ"と"とうがいこつ"のどちらの読み方もできますが、解剖学的には"とうがいこつ"と呼び"ずがいこつ"とは言いません。そのことから医 ... もっと読む

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